やっと鳴門の渦潮へ


何時かは来ようと思っていた、鳴門です。


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ホテルの部屋からの鳴門海峡大橋です。朝の7時過ぎ、既に海水が右の紀伊水道から左の瀬戸内海に向かって流れ込んできているのが息吹となって感じられます。水深の大きな中央部で流れが速く手前の部分は取り残された浅海になっていて、そこに見える養殖場の囲いは“鳴門わかめ”だそうです。

この少し前、夥しい数の漁船が海峡に出没していました。


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何の漁なのか複数の人に聞いてみましたがはっきりしません。”鯛”と言う答えが多かったような? そう言えば昨日の夕食に出た鯛の造り、鯛の炊き込みご飯 そして鯛のあらの塩焼きは美味しかった。

ここで渦潮の簡単な説明です。紀伊水道、即ち太平洋が干潮から満潮に変わるとき、瀬戸内海に水が流れ込むようになるのが北流、その逆が南流となります。渦巻きの方向は何故か右回り丈で理由は良く分からないそうです。自然現象の奥深い所でしょうか?
だから今は北流になります。この場合、渦巻きは向うの淡路島寄りの橋桁の辺りに発生するそうです。

相手が大自然の法則、人間が管理できる世界ではないので、必ずしも立派な渦巻きが見れるとは限りません。又、発生したとしても僅かな時間なので運よくそれを見れるかどうかは別問題なんです。
観潮船は港を出て帰るまで約40分、その間実際に観潮出来るのは15分くらいの間でしょうか。ぼやっとしていると渦潮を見過ごしてしまいそうです。ある一角でお客さんのウオーと言う歓声が起こります。慌ててそっちを見ても遅し、なんです。


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残念ながらパンフレットに出てくるような巨大な渦潮を目撃することは出来ませんでした。

この日、観潮船は朝の9時半出港で10時前の観潮となりました。淡路島側の橋桁の方向に船は向かいます。

橋をくぐるとき鳴門側を見ると、昨日泊まったホテルが大橋の袂に見えました。


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ちなみに、南流の方が北流よりも大きな渦が発生すると言われています。瀬戸内海の平均水位の方が大阪湾よりも高いのかもしれません。基本的なメカニズムは、鳴門の観光パンフ等にも紹介されていますのでここでは省きます。10時過ぎに観潮船は船着場に戻りました。


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尚、次の便は10時半に出ますがお客さんは殆どいませんでした。
この日は、思い付きで観潮船の後、鳴門駅からバスに30分程揺られて四国88カ所の一番札所、霊仙寺にお参りしてきました。


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天気は概ね良好でしたが非常に暑い一日でした。

まだまだある何時かは行ってみたいところ、早くしないと時間切れになりそうです。