ある島の現実④

瀬戸内海、ある島の現実④


納屋の解体作業が、佳境に入りました。8月半ばには小さなユンボが入りました。これで撤去作業が効率よく出来るわけです。取りあえずは撤去する納屋の地面に穴を掘る作業です。おもに屋根瓦を埋めてしまう為の窪みになります。
そして、20日には、待望の足場か組まれました。
こう記述すると、順調に推移していると思われるでしょうが、しかし実際にはとんでもない想定外の事故が起こりました。


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23日時点のイメージ、鳥瞰図です。
8月15日、台風10号広島県を直撃、不運にもこの島は台風の中心の東側に当たったので東からの暴風雨に巻き込まれました。
この邸宅、今まで殆どの木は伐採して、唯一わざわざ残した貝塚の巨木が無残にも倒壊したのです。
木は枝葉を含め殆どの部分が隣家の庭に倒れこんだ訳です。
おかげで、この8月後半は、本来の納屋の解体作業に加えて、倒木撤去と言う大変な作業をしょい込むことになりました。

巨木の倒壊方向は、何故か尤もダメージの少ない方向になっています。隣家の家屋と友人宅のブロック塀の丁度間に倒れこんでいます。仮に手前であれば、図示はされていませんが家屋が有り、向う側なら母屋を直撃、となっていたわけです。この倒れた方向、正に神仏のご加護在り、と作業の誰かがおっしゃっていました。お隣さんの庭には少々のダメージがあり、ご迷惑をおかけしたことは間違いありませんが。
今回のイメージには、重機、ユンボとトップカー(キャタピラの搬送機)を画き入れました。
巨木の割に根が浅いのが分かります。

 

〇本来の納屋の解体は、順調に進み屋根瓦は地中に既に見えなくなり、26日には2階部分、特に南側は殆ど柱と梁だけの状態にまでこぎつけました。

26日の画像です。右側面の土壁は既に内側に倒れこんでいます。上部の梁と柱が少し残っている丈になっています。


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足場2階からの作業の状況です。殆ど柱と梁丈になっています。

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これから9月にかけて、解体作業はどんどん進んでいきます。
巨木の撤去も並行して進んでいかなければなりません。

〇8月25日の巨木伐採現場、隣家の庭からの画像2枚です。
かなり枝切りは終わっていて、松の木に覆いかぶさっている枝の除去作業前後です。
作業前


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作業後 

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右上部の枝切りの後です。結構苦労しました。そして先はまだまだ長いのです。
おわり