西条酒蔵ガイド③

西条酒蔵ガイド日記③
11月半ばの金曜日、この日も沢山の方がこの酒蔵通りを散策されています。今日は呉からの28名様のガイドをします。20名以上は2名でのガイドとなります。


◎このイメージは新しくなった賀茂鶴酒造の展示室及び販売コーナーの入り口から賀茂鶴酒造本社の方向を見たものです。


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左側から迎賓館である蓬莱庵、御門、そして昭和初期に建てられた賀茂鶴の本社ビルです。路地を挟んで亀齢酒造、右手前が賀茂鶴の蔵となっています。路地の奥には亀齢酒造の蔵と丸い煙突も見えています。尤もこれは煉瓦ではありませんが。
この新しい展示室は、旧の施設と較べ格段に大きく、又、西条駅からは至近の距離で便利になっています。勿論無料試飲もあります。

◎入り口です。突き当たりを左に行くと右に展示室、左にシアターが有ります。


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奥からです。すなわち突き当たりを右に行くと出口ですね。

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奥の突き当たりには、隣接した別の酒蔵が見えます。西条鶴です。正面は歴史広場。
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その向こうに白牡丹の天保蔵が小さく見えていますよ。

(参考)

ちなみに、真逆の方向からの過去の絵が在りますので参考にみてください。これは賀茂鶴本社横から新しい展示室の方向を観て描いたものです。


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突当りの蔵が新しい展示室への入り口で、トイレなどが配置されています。是非一度足を運んで、日本酒の歴史や、お酒の醸造工程を勉強してみてください。勿論、入場は無料です。

https://www.kamotsuru.jp/tour/

◎さて、本日のガイドは時間が1時間少しと限られているので、6カ所の内3ヶ所の酒蔵を巡ります。賀茂鶴、福美人、そして亀齢酒造です。時間は限られていても一応のガイドはしなければなりません。今回は農協さんの団体なのでお米に関しては余り触れませんでした。2人でのガイドなので14人ずつ。お客さんの最高齢は91歳の方、又足の悪い方も居られて、僅かの距離でも結構移動に時間がかかりました。
賀茂鶴本社際を左に折れて酒蔵の中庭に入ります。トイレ休憩を挟んで、蔵人さんのマンションの紹介、杉玉の由来、解放蔵の説明、お酒の3大要素等をガイドします。ここは以前の展示室があった所です。
福美人でも無料試飲があり、タイトな時間が気になりました。そこでは入り口に赤煉瓦の高さ約25メートルの煙突が聳え、イギリス式のレンガ積等を紹介します。
尚、無料試飲ですが、何時でも何処でもあるとは限りませんので気をつけてください。賀茂鶴のみ、何時でも用意されているみたいです。

亀齢酒造では、記念にお酒等を買い求める方が多数おられました。無料試飲されている人も。でも時間が迫っています。西条駅前の観光バス停まで10分以内に着かないと。
添乗員さんが、集合写真を撮りたいと言われました。先行しているもう一人の先輩のガイドさんと相談し、駅への途中、歴史広場に立ち寄りました。
定刻通り次の目的地に出発。何でも産直市場に寄って帰るとか。農協の人が何で?と思いましたがネ。
バスの出発に際しては、手を振ってお見送りです。以前は、バスの上から手を振ってくれるガイドさんを見るほうでした。立場が変わりまして、バスの中から手を振っていただく側になっています。何となくガイド冥利を感じました。良いもんです。