西条酒蔵ガイド④

西条酒蔵ガイド④
〇亀齢酒造の紹介

イメージ画像です。


f:id:zhongjpn:20200126202120j:image

この蔵は西国街道沿いにあるとても綺麗な酒蔵です。
切妻造りの、でも趣の異なる建物が3棟整然と並んでいます。これがなぜイメージなのか、ですが道幅の狭い西国街道からは決してこのように全部を正面から見る事が出来ません。

このようにしか見えないのです。


f:id:zhongjpn:20200126202229j:image

そんな訳で、この建築群の美しさを見ることなく通り過ぎてしまう事が多いようです。恥ずかしながら自分自身もつい最近発見しました。
尚、煙突には“亀齢醸造元” と書かれています。但し、昔の何とか言う書体で。

それでは、本日のボランティアガイドの報告です。


〇1月半ばの日曜日は、「地元ガイドとまち歩き」と言うガイドを担当しました。これは毎日曜日、JR西条駅2階の観光案内所に行くと無料で10時半から12時までのツアーに参加することが出来る、と言う企画です。大きなイベントの時期を除き年中、各会員に振り分けられるノルマでもあります。
今の時期は寒いのでどちらかと言うと暇で、誰も来られないこともあるのですが、今回僕の担当した日は、幸か不幸か女性2名を含む8名の方に参加していただきました。幸にして、と書くべきですネ。
4人の男性のグループを筆頭に比較的若い方ばかり4組となりました。特筆すべきは皆さん電車で来られて、しかも酒飲みであったことです。
西条駅コンコースで自己紹介と、どこから来られたのか、を聞くことになっています。その時に、ガイドは素早く今日のお客さんの傾向を見る必要が有ります。今回は皆さん健脚で移動は割とスムースに行けそう。
酒蔵通り入り口の路面のマンホール、1人が写真を撮っています。聞くとマンホールカードを集めているとか。結構人気なんですね。紹介しておきました。


f:id:zhongjpn:20200126202352j:image

さて、1時間半で6カ所の酒蔵巡り。廻るコースは何時も通りです。白牡丹では店の方が出てこられて、1600年の関ヶ原の武将、島左近についていきさつを話していただきました。この酒蔵はその島家代々が継がれてきています。西方の石田三成についた左近は討ち死にし、ご家族が生き延びて、この地、次郎丸に落ち延びた訳です。

 

次の 西条鶴 はお休みでした。

賀茂鶴 に向かいます。
賀茂鶴本社前で、お酒の基本的なガイドをしました。
軒下に下げられている杉玉について自前の資料を基に説明したところ結構熱心に聞いていただけました。
自前の資料です。

竹などで造られた籠に沢山の杉枝を差し込み、刈り込んで整形していきます。


f:id:zhongjpn:20200126202503j:image

 

今回はそれぞれの酒蔵には無料試飲のサービスが有りました。8人すべて飲む方、と言うのが分かりました。言い換えると順番に店の方が注いでくれるので結構時間がかかります。
さて、次は福美人、賀茂泉、そして前述の 亀齢酒造と巡って行きます。12時までのガイドですが、試飲で時間がかかり過ぎ少し時間が窮屈になって来ました。
最後の亀齢酒造の門を入ると、万年亀舎(まねきや)と言う販売コーナーがあります。


f:id:zhongjpn:20200126202811j:image


f:id:zhongjpn:20200126202828j:image

店内は結構関連グッズが豊富で、しかも社長自ら店のカウンターに立っておられて笑顔で応対してくれました。


〇今日のガイドとしての反省
“最初の紹介の時にお酒を飲まれるかどうか聞くべし”
です。全ての蔵で全員が試飲、それ丈で結構な時間を費やします。今回は全員が電車で来られていて、車を運転される方がいなかった、と言う事もあります。


〇4人連れの若い男性のグループはその後、近くの 仏蘭西屋(フランスヤ)と言う “美酒鍋”で有名なレストランに食事に行かれました。


f:id:zhongjpn:20200126202917j:image

その他の方は、午後こちらを散策して今夜は広島で泊まられるとか。
予定時刻をかなりオーバーして12時過ぎに終了。観光案内所でアンケートを書いていただき、休憩後お別れです。皆さん、かなり飲まれていて良い顔色をして帰って行かれました。
本当におつかれさんでした。