瀬戸内海縦断、新門司港から神戸へ

広島から下関/門司経由、そしてフェリーで関西へ

我ながらかなり特異なルートとなっています。
目的は阪九フェリーでの瀬戸内海縦断の旅、それと既にブログで公開している奈良へのたびです。

先ずは門司港から


さて、下関からの船ですが、JR駅から少し離れた唐戸港から出ます。
直線で約1.8キロ程の関門海峡、広島で言えば宮島フェリーとほぼ同じ距離になる。幸運と言うか港に着いた時直ぐに出る巌流島行きの船があったので飛び乗った。
時間は余裕たっぷり、昼食前やったけど、何とかなると思って。
途中、波は厳しい上に船が小さいので揺れに揺れた。19メートルの高速船ですからね


巌流島、何もない、のが魅力と言えばそうかも。今はそんな観光地がグローバルに喜ばれる傾向にある。インバウンドさんの好むそんな同調圧力が日本の旅行者心理にもいい影響を与えていると思うとうれしい。が、個人的にはこの場合、何もないと言う事は、勿論食事の場所も、売店もないと言う事で昼食にありつけなかった。腹へったー!
最初の絵に戻るけど門司港スケッチは港の岸壁から関門海峡大橋を。あの向うには瀬戸内海とそして豊後水道へと海が広がる。

街並みは思った以上に素晴らしい。狭い範囲に駅舎等結構見事な建物があり、正直びっくりした。駅から至近距離にある堂々とした石造りの建物、今は無き大阪商船の門司支店ビルもここでは脈々と外観はほぼ当時のまま生きている。元関西人としては寂しいね。
その他、新しい店が古い建物に同居しているのも今時の観光地の傾向、これも素晴らしいことと思う。

この後、門司港をあとにして北九州市の巨大なフェリーターミナルに成長した新門司港へ。阪九フェリーのせっつに乗船して神戸に向かう。


次の目的地は奈良!

フェリー考
瀬戸内海を日中、東西に縦断するフェリーは現在ありません。皆、夜行便です。フェリー会社の収入源は、トラック、乗用者と言った車両に依存していて、旅客はその意味で付録みたいな物。これはビジネスの社会で利潤を追求するのは当然で、どんどん大型化しているのは車両積載数を増やすため。船内は昔よりも格段に贅沢になってきていて、それは徒歩乗船客には嬉しいことではありますが。それゆえ、四国経由の船は無くなり、他社、他港も含め全部九州から関西直通の夜行便丈になりました。添付画像にも見られるように新しいフエリーの窓はどんどん大きくなり客室は個室化し、公室は特に大きな窓で囲われていて、食堂や大浴場、それに露天風呂等、夜行便にはもったいない設備ばかりです。昼行便で瀬戸内海の景色を眺めたいと願うのは自分丈でしょうか?
万博までに、そんな航路の出現を期待したいものです。