温泉津温泉と岩窟龍2

この5月、再び訪れた温泉津温泉です。

今年もやって来た温泉津(ゆのつ)温泉。そして、龍御前(たつのごぜん)神社へも。
“山勢自ら巨龍の蟠(わだかま)るに似たる磐窟(ばんくつ)
その腮(えら)に当たる所に建立しあるのは旧の御本殿“ の景観はやはり圧巻。


f:id:zhongjpn:20190614171217j:image

去年と比べると海が見えないので構図は少しゆったりとしています。前は海を入れたいが為に少し窮屈な絵になりました。


さて、今回は2回目なので迷いなく上まで登ることが出来ました。足元は、コンクリートが雨で流され割れていて歩きずらい。砂利でも入れてくれたらどんなにか歩きやすいか、と思いつつです。観光資源をメンテナンスするのは、地元のボランティアの方などの努力が必要ですが、大変な作業と思われます。それでも、何とかこの参道は改善してほしいものです。
それと、観光案内ではここに来ると温泉津の港が見える、となっています。昨年はかろうじて木々の間から見えたのですが、今回は樹木が繁茂し過ぎて全く見えませんでした。折角来たのに見えなかった、と言うのは観光地ではあってはならない寂しい状況です。参道の足元の悪さ、及びこの景観については必ず改善してほしいと思います。
神殿と龍の岩、山勢自ら巨龍の蟠(わだかま)るに似たる磐窟(ばんくつ)は健在でやはり感動的な物でした。一体どうしてこんな岩の造形が自然に出来たのか、全く畏怖と言うしかありません。人間には出来ぬふるまいです。無理矢理に物理的な解明は出来るかもしれませんが、ここは大自然の偉業に対して神宿る巨岩の磐窟として、手を合わせてきました。


f:id:zhongjpn:20190614171243j:image

温泉津の駅は港のすぐ近くです。

 

波静かな温泉津の港です。海に面して小さな公園があり、観光案内所もあります。ゆうゆう館と言って、係の女性の方が親切に説明してくれました。昔、石見銀山の銀の積出港としての船着き場は、北の岬の向う側にあったそうです。歩いて15分位、沖泊(おきどまり)と言います。次回に行きたい所が出来ました。


f:id:zhongjpn:20190614171357j:image

温泉津の港

 

温泉津温泉は源泉かけ流しの元湯が二つあり、今回も昨年同様 薬師湯に入りました。48度のお湯です。地元の人の話ではこちらの湯は石鹸の泡立ちが悪いとか。でも体にはすごくいいですよ、と言っていました。当然ながら海に近いので塩分が多いみたいです。心臓に悪いので入ったり出たりしないと駄目ですよとも言われた。兎に角熱い。もう一つの “元湯”は更に熱いと聞いていたので勇気がないと行けません。源泉の48度は同じでも、湯舟の温度は微妙に違うんです。場所などが影響するんでしょうか?
薬師湯の3階は両翼がオープンテラスになっていて、無料のコーヒーをテラスの椅子でいただくことが出来ます。前回は雨でしたが今回は外でコーヒーを頂きました。
ここ、ビアガーデンやったらなあ、と思ってしまいました。

去年も同じ感想でしたね!
ここからの景色は温泉津温泉の紹介などでも出てくるそうです。


f:id:zhongjpn:20190614171506j:image

勿論、道後温泉本館の神の湯などと較べたらとんでもなく小さくて、楕円形の湯舟は4,5人が入ると足が当たりそうです。でも、それはそれでいいと思います。少し勇気は必要かもしれません。さすがに地元の皆さんでも出たり入ったりの入浴なのでタイミングを見計らっての入浴。
又、来年も是非訪れたい温泉の一つです。